【完全解説】朝倉未来はなぜ4年でクレベルに勝てたのか?戦術の変化を徹底分析

2025年7月27日、さいたまスーパーアリーナで開催された「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」のメインイベントで、朝倉未来がクレベル・コイケに判定2-1で勝利し、4年1カ月ぶりのリベンジを果たしました

視聴者からは「いや、マジで今回凄いと思うよ」「朝倉未来すごいな」などと多くの反響があったようです

2021年6月の東京ドーム大会では三角絞めで失神KOという衝撃的な敗北を喫した朝倉未来さんですが、今回は15分間戦い抜き、見事に雪辱を果たしました

なぜ朝倉未来は4年間でクレベルを攻略できたのか?その戦術変化を徹底的に分析していきたいと思います

2021年の敗北から学んだ朝倉未来の課題

前回の敗因:寝技での圧倒的劣勢

2021年の初戦では、朝倉未来は1R目から果敢に攻めましたが、ローキックを2発受けて先制され、その後寝技に持ち込まれそうになりながらもなんとか回避していました

しかし2R目でコーナーに寄せられ、”柔術界の鬼神”と呼ばれるクレベル・コイケの完璧な三角締めを受けてしまい、そのまま2R一本負けという結果に終わりました

この敗北は朝倉未来にとって3度目の敗戦でしたが、特に衝撃的だったのはクレベルの得意戦術に完全にハマってしまったことでした

寝技のディフェンス力不足と、クレベルの柔術に対する対策不足が露呈した試合だったといえます

これに対し、朝倉未来は自身の弱点を冷静に分析を行い4年間かけて徹底的な対策を講じています

4年間で身につけた「クレベル対策」の全貌

寝技ディフェンスの飛躍的向上

今回の試合で最も印象的だったのは、朝倉未来の寝技ディフェンス力の向上でした

素人目の私から見ても明らかに寝技が向上していたことが見て分かるほどでしたね

試合後のインタビューで朝倉は「癖を研究して徹底的にやってきたと」思えるまでになったと語っていることからもかなり対策を練ってきていたことが伺えます

実際の試合では、1R序盤にクレベルのタックルでテイクダウンを許した場面でも、朝倉はスイープの要領でクレベルを下にし、三角絞めも防いで立ち上がることに成功しています

グラップリング技術の底上げ

4年間の準備期間で、朝倉未来は単なるディフェンスだけでなく、グラウンドでの攻撃力も身に着けていたように感じます

試合中、組みつかれた場面でも決定機を作らせず立ち上がるだけでなく、逆に強烈な肘打ちのパウンドをたたき込む場面が度々見られました

今回はむしろ自分から積極的に打撃を仕掛ける余裕すら見せていたように思います

戦術的アプローチの変化

前回の試合では、朝倉未来は比較的受け身の戦いを強いられていましたが、今回はサウスポーで進んで前に出てプレッシャーをかける積極的な姿勢を見せていました

この戦術変更により、クレベル自身自分のペースに持ち込めず苦戦していたのではないでしょうか

他にも、「いい意味で吹っ切れた感じがある」と視聴者からコメントが当たようにメンタル面でも変化があったように感じます

未来選手さんの試合中の表情から見ても4年前と比べて楽しんでいることが見て取れます

試合後のインタビューで「格闘家は1試合で大きく人生変わると思っていて。クレベルも僕もこの試合にすごいかけてきたと思うので、とにかく勝ててよかったです」と語った言葉からは、この試合にかける覚悟の深さが伝わってきますね

朝倉未来の次戦への展望

ケラモフとの対戦示唆

試合後のインタビューで朝倉未来は「次、ケラモフやろうぜ」と次戦への意欲を示しました

また「最後は絶対フェザー級のベルトを獲りに行きたい」とタイトル奪取への強い意志も表明しています

今回のクレベル戦勝利により、朝倉未来はフェザー級タイトル挑戦への道筋を明確にしており、次戦でケラモフに勝利すれば、いよいよタイトル戦への挑戦権を獲得する可能性が高まります

朝倉未来さんにはぜひ、フェザー級タイトルを取ってほしいですね!

何より、負けたままでなくしっかりと対策を練って勝ちに行く朝倉未来さんの姿が見れて本当に良かったです

まとめ:完璧な復讐劇の完成

朝倉未来の4年ぶりのリベンジ成功は、単なる偶然ではなく、2021年の屈辱的な敗北から学び、「癖を研究して徹底的にやってきた」結果として、クレベルの得意な寝技の展開を完全に封じ込め、自身の得意な打撃戦に持ち込むことに成功しています

これは4年間の地道な努力の結晶であり、格闘技における継続的な成長の重要性を物語っているのではないでしょうか

朝倉未来さんの次なる挑戦が、今から楽しみです

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