元「なこなこカップル」のこーくんさんが、2026年8月末に公開した動画でFIRE(経済的自立と早期リタイア)の達成を明かし、大きな反響を呼んでいます。
運用資産はおよそ2億円、そのうち1億2000万円を米国社債に投じ、年間約720万円の利息収入を得ていると語ったと報じられています。
ただ、ニュースの見出しだけでは「本当に引退したのか」「今は何をしているのか」までは見えてきません。この記事では、公表された資産の内訳、2億円に至るまでの経緯、そしてFIRE後も活動を続けているこーくんさんの「現在」を、報道と本人発信をもとに時系列で整理していきます。
- こーくんさんが公表したFIRE達成の全体像(結論から先に解説)
- 運用資産2億円の内訳|米国社債1億2000万円と利回り6%の中身
- なこなこチャンネル開設から離婚発表までの経緯を時系列で整理
- こーくんさんは現在何してる?|3つのYouTubeチャンネルとTikTokでの活動
- FIRE公表への反応と、数字を受け取るときに押さえておきたい注意点
こーくんのFIRE達成とは?
最初に、報じられている内容の要点をまとめます。細かい話はこのあとの見出しで順に掘り下げていきますので、まずは全体像をつかんでください。
- 2026年8月末、こーくんさんが動画「【億万長者】FIREしたこーくんの貯金額全て公開します。」を公開
- 運用資産はおよそ2億円と本人が説明
- うち1億2000万円を米国の社債に投資し、平均利回りはおおむね年6%
- 利息収入は年間およそ720万円、月あたりおよそ60万円(いずれも税引き前)
- 本人は「人生変わりました」とコメント。ただしYouTubeやTikTokの活動は継続中
ここで先に押さえておきたいのは、こーくんさんは「働くのをやめた」わけではないという点です。FIREという言葉から完全引退を想像した方も多いと思いますが、実態としては「生活費を労働以外でまかなえる状態になった」という意味合いに近く、動画投稿や事業は今も続いています。
こーくんの資産2億円の内訳|米国社債が中心
「2億円」という数字だけが独り歩きしがちですが、動画では中身についてもかなり具体的に語られたと報じられています。順番に見ていきましょう。
柱は1億2000万円の米ドル建て社債
資産の中心に据えられているのが、米ドル建ての社債です。投資額はおよそ1億2000万円とされ、発行体にはゴールドマン・サックス、オラクル、フォード、ソフトバンク、メキシコの国営石油会社などの名前が挙げられたと報じられています。
社債は、企業にお金を貸してその見返りに利息を受け取る仕組みの金融商品です。株式のように大きく値上がりすることは基本的にありませんが、そのぶん満期まで持ち切れば受け取る利息の額があらかじめ計算できるという性質があります。「毎月いくら入るかが読める」ことを重視するFIRE志向の考え方とは、たしかに相性がよい選択と言えます。
平均利回りはおおむね年6%とされており、単純計算すると1億2000万円に対して年間およそ720万円。月あたりに直すとおよそ60万円という計算になります。こーくんさんが「寝ていても入ってくる」と表現したのは、この利息収入のことだと見られています。
ただし、この720万円という数字は税引き前の金額です。実際には米国と日本の双方で課税されるため、手取りベースではここから相応に目減りする点は押さえておきたいところです。
S&P500の投資信託と、事業用に確保した現金
社債以外には、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する投資信託を、非課税制度の枠で毎年満額積み立てていると説明されています。加えて、事業に使うための現金も一定額を保有しているとのことですが、こちらの具体的な金額は公表されていません。
興味深いのは、株式インデックスへの投資歴が1〜2年程度と比較的浅く、過去には積立の途中で資金を引き出した経験もあると語られている点です。最初から完璧な運用をしてきたわけではなく、試行錯誤の跡があるという部分は、数字のインパクトの陰に隠れがちですが、実像を理解するうえでは重要な情報だと思います。
円安が資産評価額を押し上げた側面も
もう一点、見落とせないのが為替の影響です。投資した時点で1億2000万円だったドル建て資産が、その後のドル高・円安によって、円換算ではおよそ1億3000万円相当に増えたと説明されています。
つまり、円換算の資産額には為替による上振れが含まれており、円高に振れれば逆方向にも動きます。ドル建て資産を持つということは、利息を受け取る一方で為替の変動も引き受けるということです。この点は、同じ手法を検討する際に必ず確認しておきたい前提と言えます。
なぜ28歳で2億円を貯められたのか
なこなこチャンネル時代に築いた収益基盤
こーくんさんの資産形成を語るうえで外せないのが、パートナーだったなごみさんと運営していた「なこなこチャンネル」の存在です。2019年3月に開設された同チャンネルは、カップルYouTuberというジャンルを代表する存在に成長し、終了時点で登録者数159万人超を数えました。
約6年にわたる活動のなかで、広告収入に加えて企業案件やグッズ展開など複数の収益源が積み上がったことは想像に難くありません。2億円という数字の土台には、この6年間の蓄積があると考えるのが自然でしょう。
「貯め切る」ことで不安を消したという考え方
報道によれば、こーくんさんはもともと公務員を志望していたものの、そこから進路を変えてYouTuberの道に進んだ経緯があるとされています。安定した職業を目指していた人物が不安定な世界に飛び込んだわけですから、経済的な不安は小さくなかったはずです。
その不安に対する答えが、「稼ぎ続ける」ではなく「貯め切って、資産に働いてもらう」という発想でした。動画では「YouTubeがダメになってもここは変わらないし、むしろ上がっていってくれる」という趣旨の発言があったと伝えられています。
YouTuberという職業は、再生数やアルゴリズムの変化に収入が大きく左右されます。その構造的な不安定さを、労働と切り離した収入の柱を別に立てることで打ち消したという点に、この告白のいちばんの本質があるように感じます。「人生変わりました」という言葉は、金額そのものより、この安心感を指したものだと読み取れます。
こーくんは現在何してる?FIRE後の活動状況
「FIRE達成」と聞くと活動を畳んだように思えますが、実際にはむしろ活動の幅を広げています。ここが今回のニュースでもっとも誤解されやすい部分です。
3つのYouTubeチャンネルと2つのTikTokアカウント
2026年1月に公開されたインタビューによると、こーくんさんはYouTubeで「いただきますっ。」「さすがに無理か。」「BESHARIZAKE / べしゃり酒」の3チャンネル、TikTokで「BESHARIZAKE / べしゃり酒」「こーくんの垢抜け記録」の2アカウントを運用していると語っています。
- いただきますっ。|2025年5月に始動。狩猟をコンセプトにした企画で、起業家の藤巻滉平さんらと展開
- BESHARIZAKE / べしゃり酒|お酒を交えたトーク主体のチャンネル。個人活動の初期から継続
- さすがに無理か。|挑戦企画系のチャンネル
- こーくんの垢抜け記録|美容・垢抜けをテーマにしたTikTokアカウント
同インタビューでは、運用中のチャンネルで登録者100万人を目指していることも明かされています。狩猟や美容といった未経験の分野に踏み込んでいるあたり、収入のためではなく、やりたいことを軸に企画を選べる状態になっていることがうかがえます。
FIRE後も引退しない理由
近年のFIREの文脈では、完全に働くのをやめる「フルFIRE」よりも、資産収入をベースにしつつ好きな仕事は続ける「サイドFIRE」「バリスタFIRE」と呼ばれる形が一般的になりつつあります。こーくんさんのケースも、この流れに沿ったものと整理できます。
月60万円の利息収入があれば生活は成り立ちますが、それでも動画投稿を続けているのは、収入源としてではなく表現や挑戦の場としてYouTubeを捉え直したからだと考えられます。「辞めるためのFIRE」ではなく「続けるためのFIRE」という位置づけです。
なこなこチャンネル開設から離婚発表までの時系列
今回のニュースを理解するうえで、これまでの経緯を押さえておくと背景がつかみやすくなります。公表されている情報を時系列で整理しました。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2019年3月 | 「なこなこチャンネル」開設 |
| 2024年10月3日 | 交際7年の記念日に入籍 |
| 2025年2月2日 | なこなこチャンネル終了を発表(登録者159万人超、約6年の活動) |
| 2025年5月 | 新チャンネル「いただきますっ。」始動を報告 |
| 2026年1月 | インタビューで個人活動の状況と登録者100万人の目標を語る |
| 2026年5月5日 | なごみさんとの離婚を発表(交際9年、結婚から約1年半) |
| 2026年8月末 | 動画でFIRE達成と資産約2億円を公表 |
チャンネル終了は「前向きな決断」として発表された
2025年2月のチャンネル終了発表では、二人がそれぞれ挑戦したいことに専念するための区切りである、という趣旨が語られました。当時、こーくんさんは個人チャンネルの運営と資格試験の勉強に時間を充てたい意向を示し、なごみさんはモデル業やコスメ事業に注力する予定だと報じられています。
2026年5月の離婚発表
2026年5月5日、二人はそれぞれのSNSで離婚を発表しました。報告のなかでは、話し合いを重ねたうえでそれぞれの成長と新しい挑戦のために別々の道を歩む決断をしたこと、そして互いが「1番の理解者」であることは変わらないという趣旨が綴られています。
なお、離婚の詳しい事情については当事者以外にはわからない部分が大半です。週刊誌などで背景に関する記事が出ることもありますが、公表されていない事柄について断定的に語ることは避けるべきだと考え、本記事では本人たちが発信した内容の範囲にとどめています。
FIRE公表への反応と、押さえておきたい注意点
「再現性はあるのか」という論点
今回の公表に対しては、率直に称賛する声がある一方で、「同じことができる人は限られるのでは」という受け止めも見られます。実際、2億円の元手は登録者159万人規模のチャンネルを6年運営したうえで築かれたものであり、運用手法そのものよりも、元手をつくる段階のハードルのほうが圧倒的に高いのが実情です。
一方で、「元手ができたあと、それをどう置いておくか」という部分には学べる要素があります。値上がり益を狙うのではなく、利息という形で毎月の収入を読める資産に置き換えるという発想は、金額の大小にかかわらず参考になる考え方だと思います。
数字はあくまで本人の自己申告であること
もうひとつ大切なのは、今回の金額はすべて本人が動画内で語った自己申告であり、第三者による監査を経た数字ではないという点です。本人も「2億くらいいっている気がします」といったニュアンスで語ったと伝えられており、厳密な確定値として示されたわけではありません。
また、社債は発行体の信用力に左右される商品です。利回りが高いということは、それ相応のリスクを引き受けているということでもあります。加えて為替の変動もあるため、同じ利回りが今後も続く保証はありません。
本記事は公表された情報を整理したものであり、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家に相談したうえで行ってください。
まとめ|こーくんのFIRE2億円と現在の活動を整理
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 2026年8月末、元なこなこカップルのこーくんさんが動画でFIRE達成を公表し、運用資産をおよそ2億円と説明した
- 中心は1億2000万円の米ドル建て社債で、平均利回りは年6%程度。利息収入は年間約720万円、月約60万円(いずれも税引き前)
- ほかにS&P500連動の投資信託を非課税枠で積立、事業用の現金も保有。円安により円換算の評価額は押し上げられている
- 2億円の土台には、登録者159万人超・約6年続いた「なこなこチャンネル」の蓄積がある
- 現在も引退はしておらず、YouTube3チャンネルとTikTok2アカウントを運用し、登録者100万人を目標に活動を継続中
- なごみさんとは2024年10月に入籍し、2026年5月5日に離婚を発表。互いを「1番の理解者」と表現している
- 公表された金額は自己申告であり、社債の信用リスクや為替変動もあるため、数字はそのまま一般化できない
「2億円」「月60万円」といった数字はたしかに目を引きますが、今回の話でいちばん興味深いのは、収入の柱を労働から切り離したことで、やりたい企画を選べるようになったという変化のほうかもしれません。狩猟や美容といった振り幅の大きい挑戦は、その象徴のように見えます。
今後、新しい情報が公表され次第、本記事も追記して更新していきます。

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