2026年8月16日に放送されたTBS日曜劇場『VIVANT』第14話で、乃木憂助(堺雅人さん)が特急を降りて通話を続けるという印象的なシーンがありました。放送直後から「あの駅はどこ?」「見覚えのある景色だった」という声がSNS上に相次いでいます。
結論からお伝えすると、乃木が下車したのは鳥取県日野郡日南町にあるJR伯備線の生山駅(しょうやまえき)です。地元自治体の公式アカウントも反応したことで、放送から数日経った今も話題が続いています。
この記事では、乃木が下車した駅の正体と該当シーンの詳細を整理したうえで、生山駅の基本情報とアクセス方法、そして第14話で使われたその他のロケ地までまとめて解説します。あわせて、聖地巡礼に行く際に必ず押さえておきたい注意点にも触れました。
- VIVANT2で乃木が下車した駅の正体(結論から先に解説)
- ネット上で複数の誤読が出回っている「生山」の正しい読み方
- 第14話のどのシーンだったのか、なぜその駅で降りたのかの整理
- 生山駅の基本情報と、特急やくもを使った具体的な行き方
- 第14話で使われたその他のロケ地一覧(鳥取・島根・岐阜・東京・海外)
- 公式に確認できるロケ地と、ファンの特定によるものの見分け方
- 聖地巡礼で必ず守りたいマナーと、事前に確認すべきこと
VIVANT2で乃木が下車した駅は鳥取県の「生山駅」
まずは知りたい部分から整理していきます。
駅名は「生山駅(しょうやまえき)」JR伯備線の駅
乃木憂助が下車したのは、鳥取県日野郡日南町にあるJR伯備線の生山駅です。読み方は「しょうやまえき」で、「いくやま」でも「なまやま」でもありません。
「生」を「しょう」と読ませる駅名は全国的にも珍しく、初見で正しく読める方はほとんどいないはずです。実際、SNS上では「ドラマで生山の読み方を知った」という声が数多く上がりました。
ネット上には誤った読み方も出回っています
ここで一点、注意していただきたいことがあります。放送後に公開されたロケ地まとめ記事のなかには、「いくやま」「おいやま」といった誤った読み方を掲載しているものが複数見られます。
正しい読みの根拠は明確です。JR西日本の公式駅情報ページには「生山 しょうやま Shoyama」と明記されています。また、日南町が開設した「生山駅・上石見駅開業100周年記念サイト」でも「しょうやまえき」と表記されており、鉄道事業者と地元自治体の双方で読みが一致しています。
読み方が難しい駅だからこそ話題になり、同時に誤読も一緒に広まってしまったという構図です。訪問前に正しい読みを覚えておくと、地元の方との会話で困らずに済みます。
該当シーンは第14話|「こちらは電波良好」の場面
該当するのは、2026年8月16日に放送された第14話です。シーンの流れを整理すると次のようになります。
帰国した乃木は、逃亡した東条(濱田岳さん)を追って山陰地方へ向かっていました。その道中、JR岡山駅で特急「やくも」に乗り換えます。列車内で司令の櫻井(キムラ緑子さん)から着信を受けるのですが、通話中に圏外になってしまい、乃木は生山駅で下車。ホームから「こちらは電波良好。続きをお願いいたします」と伝えて、通話を続けたのです。
緊迫した場面でありながら、どこか律儀な乃木らしさがにじむ一幕でした。この「電波良好」というワードが、その後の反響を大きくすることになります。
鳥取県の公式アカウントも反応
放送後、鳥取県観光戦略課の公式Xが「鳥取県日野郡日南町の生山駅、調査の結果、電波良好でした!」「空気や景色も良好でしたので、併せて報告します」と投稿し、話題を後押ししました。ドラマのセリフをそのまま拾った反応で、SNS上では好意的に受け止められています。
さらに日南町の公式アカウントからも、生山駅がロケ地として登場したことを紹介する投稿がありました。視聴者からは「景色が良く好きな駅です」「VIVANTごっこしたいです」といった声が寄せられています。
生山駅はどんな駅?基本情報とアクセス方法
「行ってみたい」と思った方のために、駅そのものの情報を整理します。
| 駅名 | 生山駅(しょうやまえき/Shoyama) |
| 所在地 | 鳥取県日野郡日南町生山 |
| 路線 | JR西日本 伯備線 |
| 開業 | 1923年(大正12年)11月28日 |
| 特急停車 | 特急「やくも」が上下線の約半数停車 |
| 位置づけ | 日南町の表玄関。鳥取県西南部の玄関口 |
100年を超える歴史を持つ、町の表玄関
生山駅の開業は1923年(大正12年)11月28日で、すでに100年を超える歴史を持つ駅です。日南町の記念サイトによれば、伯備北線の第四工区として1921年10月から1923年9月にかけて工事が行われ、わずか2年で完成しました。
興味深いのは、当初の鉄道計画では生山を通る予定ではなかったという点です。地元の請願活動によって路線が生山まで延長された経緯があり、駅の存在そのものが地域の働きかけの結果だったことになります。
開業後は奥日野の各村から出荷される物資の集積地となり、クロム鉱石や材木などが集められる輸送拠点として機能しました。周辺には商店街が形成され、現在も日南町の表玄関として各地へ向かうバスの発着拠点になっています。
特急やくもで行く|岡山方面・米子方面からの行き方
生山駅へは、劇中の乃木と同じルートで向かうことができます。
岡山方面からであれば、JR岡山駅で伯備線経由の特急「やくも」に乗車するのが基本です。乃木がたどったのはまさにこのルートで、ドラマと同じ体験ができる形になっています。
山陰側からであれば、米子方面から伯備線を南下することになります。ただし生山駅に停車する特急やくもは上下線の約半数にとどまります。通過する便に乗ってしまうと戻ってくるのが大変ですので、訪問前に必ず停車する列車を確認してください。
なぜ乃木は生山駅で降りたのか|劇中の状況を整理
単なる撮影上の都合ではなく、物語の流れとして見ても筋の通った選択でした。
東条を追って山陰へ向かう道中だった
乃木は帰国後、東条の行方を追って山陰地方へ向かっていました。岡山から特急やくもに乗るというのは、山陰へ入る最短ルートのひとつです。
つまりこの移動は、乃木が「今どこへ向かっているのか」を映像で示す役割も担っていたことになります。列車の車窓が山あいへと変わっていく描写は、物語の舞台が都市から地方へ移ることの合図でもありました。
伯備線は「陰陽連絡ルート」という必然性
伯備線は、山陽側の岡山と山陰側の米子・出雲を結ぶ、いわゆる陰陽連絡路線です。山越えの区間を含むため、携帯電話の電波が届きにくい箇所が実際に存在します。
劇中で通話が圏外になるという展開は、この路線の地形的な特性を踏まえた自然な描写だったといえます。ロケ地選びが単なる「絵になる場所探し」ではなく、脚本の要請に応える形で行われていることがうかがえる部分です。
なお、制作陣が実際にこの点を意図していたかどうかは公表されていません。あくまで一つの見方として受け取ってください。
第14話のロケ地はほかにも|撮影場所まとめ
第14話は生山駅以外にも、印象的なロケ地が複数登場しました。判明している場所を整理します。
| ロケ地 | 所在地 | 該当シーン |
|---|---|---|
| JR伯備線 生山駅 | 鳥取県日野郡日南町 | 乃木が特急を降りて通話 |
| JR岡山駅 | 岡山県岡山市 | 乃木が特急やくもに乗り換え |
| 境水道大橋 | 鳥取県境港市 | タイ警察のパトカーが連なって走行 |
| 昭和南幹線臨港道路 | 鳥取県境港市昭和町 | 新庄が銃撃されたシーン |
| NGKグループの工場 | 非公表 | 乃木が新庄を尋問した「タイの廃病院」 |
| 岐阜県庁 20階展望ロビー | 岐阜県岐阜市 | 野崎守と樊林杏の会食 |
| 赤坂氷川神社前 | 東京都港区赤坂 | 東条がトラックから降りた場所 |
| 田部家土蔵群 | 島根県雲南市吉田町 | 東条が隠れていた場所 |
| セラミックパークMINO | 岐阜県多治見市 | 野崎とハンが車を降りた場所 |
| 長良川国際会議場 市民ギャラリー | 岐阜県岐阜市 | 防犯カメラに映っていた場所 |
このうち生山駅・境水道大橋・臨港道路・NGKグループ工場・岐阜県庁は、自治体や企業の公式発信で確認できるロケ地です。田部家土蔵群・セラミックパークMINO・長良川国際会議場は、視聴者の特定によるもので公式発表は確認できていません。
境水道大橋・臨港道路|「日本だったのか」と驚きの声
第14話でもうひとつ大きな話題になったのが、新庄浩太郎(竜星涼さん)が銃撃されるシーンのロケ地です。
タイでの出来事として描かれていたこの場面ですが、実際の撮影地は鳥取県境港市でした。境港観光協会の公式Xが「タイ警察のパトカーが連なって走った境水道大橋」「新庄が銃撃された臨港道路」と紹介し、「新たなロケ地の聖地が爆誕です」と投稿したことで一気に拡散しています。
視聴者からは「ここも日本だったのか」「タイじゃなくて境港だったのか」「テンション上がりました」といった驚きの声が集まりました。海外の街並みに見せる映像設計の巧みさが、あらためて評価された形です。
「タイの廃病院」の正体はNGKグループの工場だった
第13話から第14話にかけて、乃木が新庄を尋問した「タイの廃病院」。この不気味な空間にも、驚きの正体がありました。
撮影に使われたのは、NGK(日本ガイシ)グループの工場です。NGKの公式アカウントが自ら「日曜劇場『VIVANT』13話で登場したタイの廃病院は、実はNGKグループの工場で撮影されました」と明かし、話題になりました。
同社によれば「普段は使われていない工場に塗装を施し別世界へと大変身」させたとのこと。ロケ地を提供した企業自身が名乗り出るという展開は、聖地巡礼の情報としても信頼度が高く、ファンからは「マジかーー!」「まさかの」という反応が寄せられています。
なお、具体的な工場の所在地や名称は公表されていません。稼働中の事業所を含むグループ工場ですので、場所を特定して訪問しようとする行為は控えてください。
岐阜県庁20階展望ロビー|野崎と樊林杏の会食シーン
野崎守(阿部寛さん)が「謎の女」と食事をしながら言葉を交わす場面には、岐阜県庁の20階展望ロビーが使われました。放送直後には「20階の展望フロアーキター」と視聴者が即座に特定したことでも話題になっています。
このシーンは、野崎がテントの情報を流し、相手の女性の正体が中国の公安機関「シンシー」の幹部・樊林杏(ハン・リンシン/宮下今日子さん)であることが明かされる重要な場面でした。ガラス張りの高層フロアという場所の性質が、二人の距離感の見えない緊張感を際立たせています。
岐阜県庁には「なりきり新庄」フォトスポットが登場
岐阜県庁がロケ地として使われたのは、実は第14話だけではありません。第13話で新庄が潜伏していた「チョッキーの別荘リビング」は、県庁1階のホワイエで撮影されたものでした。
これを受けて岐阜県は、県庁内に「なりきり新庄」のフォトスポットを新設しています。しかも用意されたのは、食品サンプルの生産シェア日本一を誇る岐阜県郡上市で製作された納豆のサンプル。劇中で新庄が納豆をかき混ぜていた場面を再現できるという徹底ぶりで、SNSでは「本気すぎてヤバい」と話題になりました。
ロケ地を観光資源として活用する動きが、鳥取だけでなく岐阜でも起きているわけです。訪問前に、岐阜県の公式発信で開放時間や見学ルールを確認しておくとよいでしょう。
公式ロケ地とファン特定情報を見分けるポイント
ロケ地情報を扱ううえで、ぜひ知っておいていただきたい点があります。
自治体・企業が発信したものは信頼度が高い
今回でいえば、生山駅(鳥取県観光戦略課・日南町)、境水道大橋と臨港道路(境港観光協会)、岐阜県庁(岐阜県広報)、そしてタイの廃病院(NGK)は、いずれも公的機関または撮影に協力した企業自身が発信している情報です。信頼度は高いと考えて問題ありません。
これらが公表されるのは、撮影に協力した経緯があるためです。無断で場所を特定して広めているわけではないという点で、性質がまったく異なります。
目撃情報ベースの情報は「参考」として扱う
一方で、視聴者が映像から推測して特定した場所も多数あります。こうした情報は精度が高いことも多いものの、公式に確認されたものではありません。
とくに個人宅や私有地、企業の敷地が推測される場合、その情報を広めること自体が迷惑につながる可能性があります。訪問を検討する際は、そこが一般に公開されている場所かどうかを必ず確認してください。
まとめ記事の情報を鵜呑みにしない
冒頭で触れた駅名の誤読は、この点を象徴する例です。ロケ地まとめ記事のなかには、確認を取らないまま情報を掲載しているものが少なくありません。
読み方や施設名といった基本的な情報こそ、鉄道会社・自治体・施設の公式サイトで裏を取るようにしてください。本記事もその方針で作成しており、誤りが判明した場合は速やかに訂正します。
生山駅の聖地巡礼で気をつけたいこと
実際に足を運ぶ方に向けて、押さえておきたいポイントをまとめます。
日南町がロケ地ツアーを計画中
日南町の公式アカウントによれば、生山駅をはじめとしたロケ地を巡るツアーを計画中とのことです。個人で訪れるより効率よく回れる可能性があるため、急がない方は続報を待つのも一案でしょう。
鳥取県としても『VIVANT』を活用した誘客に取り組む姿勢を見せており、今後さらに情報が出てくることが期待されます。
現役の駅であることを忘れずに
最も大切なのがこの点です。生山駅は観光施設ではなく、地元の方が毎日利用している現役の駅です。
ホームでの撮影には入場券または乗車券が必要です。また、通勤・通学時間帯に大人数で押し寄せたり、線路に近づいたり、他の利用者を撮影に巻き込んだりする行為は絶対に避けてください。
聖地巡礼が地域に歓迎され続けるかどうかは、訪れる側のふるまいにかかっています。歓迎してくれている自治体の期待を裏切らない形で楽しみたいところです。
時刻表の確認は必須
前述のとおり、特急やくもは上下線の約半数しか生山駅に停車しません。普通列車の本数も都市部とは比べものにならないほど限られます。
「着いたはいいが数時間戻れない」という事態を避けるため、訪問前にJR西日本の公式サイトなどで往復の時刻を必ず確認しておきましょう。周辺は山あいのため、日没後の移動にも注意が必要です。
※ここに既存の「あわせて読みたい」関連記事ブロックを配置してください。
まとめ:VIVANT2で乃木が下車した駅とロケ地の要点
ここまでの内容を整理します。
- 乃木が下車した駅は鳥取県日野郡日南町のJR伯備線・生山駅(しょうやまえき)。「いくやま」「おいやま」と誤記している記事が複数あるため注意が必要です
- 該当シーンは第14話(2026年8月16日放送)。通話が圏外になり下車して「電波良好」と伝えた場面です
- 乃木は東条(濱田岳さん)を追って山陰へ向かう途中、JR岡山駅で特急やくもに乗り換えていました
- 鳥取県観光戦略課と日南町の公式Xが反応し、話題が拡大しました
- 生山駅は1923年開業で100年超の歴史を持ち、地元の請願によって実現した日南町の表玄関です
- 第14話では境水道大橋・昭和南幹線臨港道路(境港市)でタイのシーンが撮影され、「日本だったのか」と驚きの声が上がりました
- 「タイの廃病院」はNGK(日本ガイシ)グループの工場。企業自身が公式に明かしています
- 岐阜県庁20階展望ロビーは野崎と樊林杏の会食シーン。1階ホワイエには「なりきり新庄」フォトスポットが新設されました
- 日南町はロケ地ツアーを計画中。訪問時は現役の駅であることを踏まえたマナーを守りましょう
前作『VIVANT』がモンゴルの大自然で見せたスケール感に対し、第2シリーズは日本国内の風景を海外に見立てる手法を巧みに使っています。境港がタイに見え、名古屋の企業の工場が廃病院になり、鳥取の小さな駅が物語の転換点になる——この距離感の操り方こそ、VIVANTという作品のロケ地の面白さではないでしょうか。
生山駅のように、ドラマがきっかけで全国に名前が知られる場所が生まれるのは、聖地巡礼という文化の良い側面です。せっかく名前が知られたのですから、「しょうやま」という正しい読みごと広まってほしいと思います。訪れる際は地元への敬意を忘れず、「こちらは電波良好」の一言を心の中で唱えてみてください。
今後の放送でも新しいロケ地が登場するはずです。本記事も判明した時点で随時追記していきます。
※本記事は2026年8月22日時点の情報にもとづいています。ロケ地情報には公式発表されていないものも含まれるため、訪問される際は最新情報と現地のルールを必ずご確認ください。
【更新履歴】2026年8月22日:生山駅の読み方を「しょうやま」に修正しました。あわせて「タイの廃病院」のロケ地情報を、NGKグループ公式の発表内容にもとづいて訂正しています。

コメント
コメント一覧 (2件)
馴染みのある地名が出てきて、大変興味深く拝見しました。「いくやま」ではなくて、「しょうやま」では? 何十年も利用していますが、「いくやま」という読み方は初めて聞きました。https://www.instagram.com/p/DcHvgn2B22s/
コメントありがとうございます。ご指摘のとおり、正しくは「しょうやま」でした。こちらの確認不足による誤りで、大変失礼いたしました。
JR西日本の駅情報および日南町の公式サイトで確認のうえ、該当箇所を修正済みです。何十年もご利用の方からご指摘いただけたおかげで、他の誤りにも気づくことができました。本当にありがとうございました。
馴染みのある地名として楽しんでいただけたこと、うれしく思います。今後もお気づきの点があればお聞かせください。