「1日30分睡眠を17年間続けている」と公言してきた実業家・堀大輔氏。2026年9月9日から16日まで行われた169時間におよぶYouTube生配信の終了直後、Xのプロフィールから「ショートスリーパー」の文言が消えたことで、大きな波紋が広がっています。
なかでも注目されているのが、堀氏が代表理事を務める協会の「睡眠改善プログラム(講座)」の受講生をめぐる問題です。一部メディアでは「高額講座の受講生が置き去りにされているのではないか」という疑問の声が報じられ、元受講生を名乗るYouTuberによる講座の内情に関する証言も話題になっています。
この記事では、報道や当事者の発信をもとに、堀大輔氏の講座と受講生をめぐる騒動を時系列で整理します。批判側の主張だけでなく、堀氏本人の説明もあわせて紹介しますので、全体像をつかむ参考にしてください。
- 堀大輔氏の講座と受講生をめぐる騒動の全体像(結論から先に解説)
- 169時間の生配信から「ショートスリーパー」の肩書削除までの経緯(時系列)
- 「受講生置き去り」と報じられた理由と、元受講生が語った講座の内情
- 堀大輔氏本人の説明と、高須幹弥医師・睡眠専門医の見解
- 受講生・受講を検討している人が今確認しておきたいポイント
堀大輔氏の講座と受講生をめぐる騒動の全体像
先に結論をまとめると、今回の騒動のポイントは次の3つです。
- 1週間の生配信終了後、堀氏のXプロフィールから「ショートスリーパー」の表記が消え、「睡眠時間は自由」に変更されたと複数のメディアが報じています。
- 「1日30分睡眠」という看板を信じて費用を払ってきた受講生への説明が足りないのではないか、という指摘が出ています。
- 元受講生を名乗るYouTuberが講座の運営について批判的な証言をしています。ただし、これは個人の主張であり、協会側からの反論や公式な説明は現時点で確認できていません。
一方で堀氏本人は、生配信について「何かを証明したつもりはない」とXで説明し、配信前に出演した『令和の虎』では、「けじめをつけた後に30分睡眠の看板を下ろす」考えを明かしていました。受講生への個別の説明や、講座の今後の扱いがどうなるのかが、今後の大きな焦点になりそうです。
堀大輔とは?日本ショートスリーパー育成協会と睡眠改善プログラムの概要
堀大輔氏のプロフィールと「1日30分睡眠」の主張
堀大輔氏は、「一般社団法人 日本ショートスリーパー育成協会」の代表理事を務める実業家です。「1日30分睡眠の生活を17年間続けている」と公言し、YouTubeやSNSで短時間睡眠に関する発信を続けてきました。
2026年8月ごろからは、高須クリニックの高須幹弥医師との対談や、人気YouTube番組『令和の虎』への出演をきっかけに注目度が急上昇しました。報道によると、YouTubeチャンネルの登録者数は8月に入ってから5倍以上に増え、9月には20万人を超える規模になっています。
睡眠改善プログラム(講座)の内容と「受講生2500人以上」の実績
協会では独自の「睡眠改善プログラム」を展開しており、これまでに2500人以上が受講したとしています。
元受講生の証言によると、現在のプログラムの前身にあたる講座は、夜11時にZoomで集まって寝る前のストレッチを行い、朝5時に再び集まって寝起きのエクササイズを行う形式だったとされています。「ショートスリーパーになるための知識を学ぶというより、生活習慣を整える実践型の内容だった」という趣旨の説明です。
なお、講座の正式な料金体系やカリキュラムの詳細は、協会の公式発表ベースでは確認できていません。後述する金額は、報道や元受講生の証言にもとづくものです。
なぜ今「堀大輔 講座 受講生」が注目されているのか【時系列】
受講生への注目が集まるまでの流れを、時系列で整理します。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年8月 | 高須幹弥医師との対談や『令和の虎』出演で注目度が急上昇。睡眠専門医も「1日30分睡眠」に否定的な見解を公開 |
| 9月9日20時 | 「1日30分睡眠」を証明する1週間の生配信を開始 |
| 9月11日ごろ | 配信2日目に整体の施術中に眠ったとされる場面が話題に。本人は「マイクロスリープ」と説明 |
| 9月13日 | 高須医師らとのビデオ通話で仮眠を勧められる |
| 9月14日 | 残りの日程で仮眠を取り入れると表明。同日公開の『令和の虎』で「30分睡眠」の看板を下ろす考えを明かす |
| 9月16日21時すぎ | 169時間の生配信が終了 |
| 9月16日 | 元受講生を名乗るYouTuberが講座の内情を語る動画を公開 |
| 9月17日 | 堀氏がXで感謝と振り返りを投稿。プロフィールの「ショートスリーパー」表記が「睡眠時間は自由」に変わっていたと報じられる |
| 9月18日 | 週刊誌系メディアが「高額講座の受講生置き去り」への疑問の声を報道 |
169時間の1週間ライブ配信で何が起きたのか
今回の生配信は、「1日30分睡眠を17年間続けている」という主張を証明するための企画でした。ところが配信中には、施術中にいびきをかいているように見える場面や、まぶたを懸命に開けている様子などが映り、その切り抜きがXで拡散されました。
さらに配信4日目には、高須幹弥医師から仮眠を勧められ、5日目の9月14日に「残りの日程は仮眠を取り入れる」と堀氏自身が表明しました。高須医師はこの時点で企画は失敗だったとの見方を示しています。
配信終了後にXの肩書から「ショートスリーパー」が消えた
受講生への注目が一気に高まったきっかけが、配信終了後のプロフィール変更です。報道によると、配信前のXアカウント名には「ショートスリーパー商標保有」と記載されていましたが、終了後には「ショートスリーパー」の文言が消え、「睡眠時間は自由」に変更されていたとされています。
この変更にネット上では「今まで何だったのか」「これまで30分睡眠で売ってきたのに」といった声が相次ぎました。同時に、その肩書や実績を信じて講座に費用を払ってきた受講生はどうなるのかという問いが浮上したのです。
受講生置き去り?高額講座への説明責任を求める声
SmartFLASH・女性自身が報じた「受講生への説明不足」
2026年9月17日から18日にかけて、『女性自身』や『SmartFLASH』が相次いでこの問題を報じました。
SmartFLASHは、堀氏が生配信後のインタビューで「30分睡眠」の看板を下ろす考えを示したことに触れたうえで、「受講生への説明が足りていないのではないか」との指摘が出ていると報じています。肩書や実績を信じて費用を投じた受講生にとっては、自分たちだけが置き去りにされたように映るのではないか、という論調です。
女性自身も、一部のユーザーから受講者への説明責任を求める声が少なくないと伝えています。いずれも「ネット上でこうした声が出ている」という報じ方であり、受講生本人が集団で抗議している、あるいは返金を求めているといった事実が確認されているわけではありません。この点は区別して受け止める必要があります。
講座の受講料はいくら?報道と証言から見える金額感
「高額講座」と報じられている受講料について、現時点で出ている情報は次のとおりです。
- 女性自身:「1カ月あたり数十万円という高額な睡眠プログラム」と、ユーザーの声として紹介
- SmartFLASH:「受講費がかなり高額だった」とするユーザーの書き込みがあると紹介
- 元受講生の証言:以前の講座の無料説明会では価格が60万円と案内され、後日のメールで30万円で提供するという案内が届いたと主張
これらはいずれも報道上の表現や個人の証言であり、協会が公表している現在の正式な料金とは限りません。時期やコースによって価格が異なる可能性もあるため、断定はできない点に注意してください。
元受講生が証言した講座の内情
9月16日、YouTuberの「すみっこスミス」さんが、「堀大輔さん、もう30分睡眠やめませんか?【元受講生】」と題した動画を公開しました。かつて堀氏の講座を受講していたという立場から、当時の運営について語った内容が、YouTube関連ニュースサイトなどで取り上げられています。
以下はすみっこスミスさん個人の証言であり、協会側の反論は確認できていないことを前提にお読みください。
無料説明会は「基本彼の自慢か説教」
すみっこスミスさんは、受講前に高額講座の無料説明会にZoomで参加した経験を語っています。説明会では、ルールに反して2回参加した人が全員の前で強く問い詰められ、場の空気が非常に悪くなったといいます。
健康面の懸念を質問した参加者に対しても、はっきりした回答がないまま「受けたくないなら受けなくていい」という趣旨の対応だったと主張し、約1時間の説明会を「基本彼の自慢か説教」と振り返っています。
用品購入のアフィリエイトリンクとアンケートの誘導
その後に受講した講座については、運営の進め方を問題視しています。証言によると、事前の告知なくフォームローラーなど1〜2万円ほどの用品を購入するよう求められ、グループLINEに貼られていたのはアフィリエイトリンクだったとのことです。
また、定期的なアンケートで「星5以外をつける人はちゃんと受けていない」といった趣旨の誘導があったとも主張し、宣伝されている高い満足率は、低い評価をつけて怒られるのを避けた結果ではないかという見方を示しました。最終的には、グループLINEでの受講生同士のトラブルをきっかけに、約2週間で受講をやめたと明かしています。
それでも「全否定はしない」元受講生の複雑な本音
興味深いのは、すみっこスミスさんが堀氏の理論を全面的に否定しているわけではない点です。
本人は6年前に堀氏の著書や動画を参考に独学で取り組み、3時間睡眠を1カ月続けられた経験があるといいます。ただし現在は5〜8時間程度の睡眠に戻っているとし、「ダイエットと同じでリバウンドする」と表現しました。講座で購入した用品の質には満足しており、今も活用しているとも話しています。
そのうえで動画の最後には、堀氏に向けて「90分睡眠、3時間睡眠でも十分すごい」と呼びかけ、30分という数字にこだわるのをやめてほしいと訴えました。一方的な批判ではなく、期待していたからこそ落胆したという、元受講生ならではの複雑な心境がうかがえます。
堀大輔氏本人の説明と言い分
X投稿「何かを証明したつもりはありません」
堀氏は配信終了翌日の9月17日朝、Xで視聴者への感謝をつづりました。そのなかで、今回の配信で何かを証明したつもりはなく、これまでの発言や行動がすべて正しかったと言うつもりもないという趣旨の説明をしています。
そのうえで、あえて言うなら「睡眠ルーティンの大切さ」「仮眠を取ることの重要性」「ストレスが身体に及ぼす影響の大きさ」を実感したと振り返りました。この投稿に対しては、「17年続けてきたことがなぜ4日でつらくなるのか」といった戸惑いの声も寄せられています。
『令和の虎』で語った「看板を下ろす理由」
9月14日に公開された『令和の虎』の出演回(収録は生配信開始前とみられています)で、堀氏は「10月ごろには30分睡眠を名乗るのをおそらくやめている」と明言していました。
理由については、「今引いてしまうと嘘つきだったで終わってしまうので、けじめをつけた後に看板を下げようと思っている」という趣旨の説明をしています。さらに、視聴者やYouTuberが30分睡眠をまねる「堀大輔チャレンジ」が広がっていることについて「止めたい」と述べ、「皆さんが30分睡眠になることは推奨していない」とも語りました。
つまり堀氏側は、プロフィールの変更を唐突な方針転換ではなく、事前に決めていた「区切り」として位置づけているとも読み取れます。ただし、この発言の中で講座の受講生への対応に具体的に触れた部分は確認できませんでした。
医師・専門家は受講生の問題をどう見ているか
高須幹弥医師「受講生は30分睡眠だと信じてお金を払ってきた」
生配信中に仮眠を勧めた高須幹弥医師は、9月15日公開の動画で、堀氏が1日30分睡眠を掲げて有料のプログラムを販売してきた点を批判しています。
高須医師は、後天的にショートスリーパーを育成することはできないというのが医師や睡眠研究者の共通認識だと説明しました。そのうえで、受講生は堀氏が30分睡眠だと信じてお金を払ってきたのであり、それが事実でなかったとすれば「社会的に問題のあること」だと述べ、必要に応じて謝罪すべきだとの考えを示しています。
一方で、配信中に仮眠を提案したのは「医師として緊急的に救うため」だったとし、仮眠をパワーナップの有効性を示す方向に変えれば受講生も納得しやすいと考えた、という配慮も明かしています。
睡眠専門医・渥美正彦医師「ショートスリーパーを目指すのはやめとけ」
睡眠専門医・精神科専門医の渥美正彦医師は、2026年8月の時点で堀氏の主張について見解を公開していました。
渥美医師は、個人が自分の信念を主張する自由は認めつつも、「一般の方に向けて広く睡眠時間を短縮させても大丈夫だと言えるような医学的根拠はない」と説明しています。アメリカの睡眠財団が多くの成人に勧める睡眠時間は7〜9時間であり、「絶対ショートスリーパーを目指すのはやめとけ」と強く呼びかけました。
講座という形で「睡眠時間を短くできる」と広く発信することの是非は、受講生問題を考えるうえでも重要な論点といえます。
※本記事は報道や公開情報を整理したもので、医学的な助言を目的としたものではありません。睡眠に関する悩みは医療機関にご相談ください。
受講生・受講を検討している人が今確認しておきたいこと
ここからは、報道を受けて不安を感じている受講生や、受講を検討していた人に向けて、一般的に確認しておきたいポイントを整理します。特定の結論を示すものではなく、あくまで冷静に状況を確認するための視点です。
契約内容と返金規定を見直す
まずは申し込み時の契約書や利用規約、決済時のメールなどを手元で確認し、サービス内容・受講期間・中途解約や返金に関する規定がどう書かれているかを把握しておくことが大切です。オンライン講座は契約形態によって扱いが異なるため、記載内容を正確に確認しておくと、今後の判断材料になります。
困ったときの相談先
契約や支払いについて不安がある場合は、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すると、最寄りの消費生活センターなどの相談窓口につながります。SNS上の真偽不明な情報だけで判断せず、公的な窓口で相談するのがおすすめです。
睡眠時間を無理に削らない
「堀大輔チャレンジ」のように、短時間睡眠をまねする動きについては、堀氏本人も「止めたい」と述べています。専門医も極端な睡眠短縮のリスクを指摘しているため、体調に違和感がある場合は無理をせず、医療機関に相談することが何より大切です。
ネット・世間の反応
SNS上では、今回の騒動に対してさまざまな声が上がっています。大きく分けると、次のような反応が見られます。
- 説明を求める声:「高額な講座を受けた人たちへの説明はあるのか」「肩書を変えるなら受講生への対応を先に示すべき」
- 戸惑いの声:「睡眠時間は自由って当たり前のことでは」「これまでの主張は何だったのか」
- 一定の理解を示す声:「169時間を配信し続けた根性はすごい」「看板を下ろすと決めたのは前進」「無理をやめて休んでほしい」
元受講生のすみっこスミスさんも、批判の一方で「あれだけ批判されても人前に出続ける根性やメンタルは強い」と評価していました。批判一色ではなく、堀氏の今後の身の振り方に注目する声も少なくないのが現状です。
今後の焦点:講座は継続する?受講生への説明はあるのか
今後注目されるのは、主に次の3点です。
- 睡眠改善プログラムの扱い:「30分睡眠」の看板を下ろした後、講座の内容や名称、募集方法がどう変わるのか
- 既存の受講生への説明:協会として受講生に向けた公式な説明や対応が示されるのか
- 新たな事業展開:『令和の虎』で発表した睡眠サプリメントの構想が、どのような形で進むのか
堀氏は『令和の虎』で、30分睡眠を名乗るのをやめた後も「しばらくは様子を見て、数カ月たってから睡眠時間を延ばす実験をしてもいい」という趣旨の発言もしています。講座の継続や返金対応などについて、現時点で公式な発表は確認できていません。新しい情報が出しだい、この記事でも追記していきます。
まとめ:堀大輔の講座と受講生をめぐる騒動の要点
最後に、この記事の要点を整理します。
- 堀大輔氏は「日本ショートスリーパー育成協会」の代表理事で、睡眠改善プログラムの受講生は2500人以上とされています。
- 9月9日〜16日の169時間生配信の途中で仮眠を導入し、終了後にはXの肩書から「ショートスリーパー」が消え、「睡眠時間は自由」に変わったと報じられました。
- 一部メディアは、高額講座の受講生への説明が足りないのではないかという疑問の声を報じています。
- 元受講生を名乗るYouTuberは説明会や運営の問題点を証言しましたが、あくまで個人の主張であり、協会側の反論は確認できていません。
- 堀氏本人は「何かを証明したつもりはない」と説明し、以前から「けじめをつけた後に看板を下ろす」考えを示していました。
- 医師らは、極端な睡眠短縮のリスクや、30分睡眠を掲げた有料プログラムの問題点を指摘しています。
今回の騒動は、インフルエンサーの「肩書」や「実績」を信じてお金を払う人がいる以上、発信者には相応の説明責任が生まれるということを改めて示した出来事といえます。受講生への説明や講座の今後について、堀氏と協会がどのような対応を示すのか、引き続き注目していきます。

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